ゼロリセット - 新たなグラフィックビジネスの船出
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  • 2008年最大の話題はEeePC?

    scissors
    2008年12月26日(金)基調講演

    2008年のPC界の台風の眼はASUSのEee PCだった。この製品はパソコンの歴史を変えたと思う。元はLinux搭載のサブノートのはずだった。そもそもは発展途上国で教科書もノートもない子のための100ドルPCとかOneLaptopPerChildとかいわれたものの流れを汲み、モノクロがカラーに……と仕様が上がってしまい、200ドル台でアメリカで売られていた。

    eBayなどでは改造してスペックをさらに上げたものがオークションに出されたりしていた。苦労してWindowsXPを入れた人もいた。それが2008年頭からAmazonで日本語WindowsXPバンドルで売り出した。さすがに値段は倍くらいになったが、あっけないくらいに先進国ユーザのサブマシンになってしまった。結局各社も右に倣えで、このクラスは百花繚乱になりつつある。家電量販店でもインターネットアクセス2年契約セットでタダ同然で手に入り、私が住んでいるところの町内近所でも何人かが使っている。

    考えてみると今までのPCは使わない機能が多くなってしまって、一般にはこれでいいや、という仕様がこのクラスのものだろう。PCメーカーからすると永らくの夢であるレガシーフリーの実現かもしれないが、この値段になると誰も儲からないものになってしまうのではないか。そういう道を辿った製品は一杯ある。ついにPCもか、と思わされるし、日本メーカーにとっては致命的かもしれない。

    もう少し話を進めると、もうPCの性能を云々する時代ではないのかもしれない。ITという言葉は、ハードが主人公の時代が終わってソリューションが中心の時代になる時に使われ始めたものだ。日本のPCメーカーにとってはつらいかもしれないが、ハードでも、巨大なソフトウェアでもなく、地道にビジネスとともに改良を加えて、自分のIT環境を充実させていく時代にあわせて業態を変えられなければ、この先はないのかもしれない。(o2)

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