メニューを飛ばして本文へ

  • ホーム

プリント

世界のデジタル印刷事情:2009年2月

掲載日: 2009年02月27日

欧米を中心としたデジタル印刷市場関連情報を紹介する

好調なオンデマンド出版

主要な出版社や書店の多くが経済的な混迷に巻き込まれているが、あるひとつの分野だけは景気が良い。それは自費出版のPOD出版である。オーサー・ソリューションのような自費出版企業は自社内の印刷機能としてiユニバース、オーサーハウス、ワードクレなどを持ち、それらの売上は拡大を続けている。 世界最大の一般図書出版社であるランダムハウスの2008年の発行タイトル数は3200であるのに対し、オーサー・ソリューションは2008年に13000タイトルを出版した。タイトル数は2007年に対して12%増である。

売上、利益ともに2桁で伸びるビスタ・プリント

オンライン印刷のビスタ・プリントの第2四半期業績は、売上前年同期比が32%増の138.9億ドル、利益の前年同期比は66%増で18.5億ドルになった。顧客数の増加に伴う受注増によるものだが、売上の42%は米国以外の海外での売上である。第2四半期だけで顧客数が150万件増加し、一日の受注数は43000件、対前年で43%増になっている。ただし、小規模事業者向けの名刺、リーフレット、看板等の受注1点あたり受注金額は5%ほど減少している。同社は、2009年における投資のひとつとして、ジャマイカに新しいサービスセンターを建設する計画である。

米国で導入が始まったインキジェットのオフ輪への組み込み

オハイオ州ランカスターにあるコンソリデイティッド・グラフィクスのグループ会社は、オフ輪とインラインで繋いだインクジェットでバリアバウル印刷をするために、コダック社のストリームライン・プリントヘッドを導入する。このようなシステムの導入は米国で最初になる。同社のオフ輪1台にインラインで4つのプリントヘッドを取り付ける。この装置は、ダイレクトメールとともにセルフメーラーの印刷を行なうためにも使われる。このシステムではドルッパ2008で紹介されたもので、オフセットで印刷された紙に600dpiの解像度で1分間1000フィートのスピードでバリアブルデータを印刷することが可能である。
(グラフィックコミュニケーションワールド 2009年2月2日号)

増加するマルチ・チャネル・マーケティング売上

最近のインフォ・トレンドの調査によれば、より多くのプリント・サービス・プロバイダーが印刷、eメール、ダイレクトメール、インターネットを組み合わせたマルチ・チャネル・キャンペーンからの売上を得るようになった。マルチ・チャネル・キャンペーンは単一メディアによるキャンペーンよりも35%もROIを押し上げている。パーソナライゼーションはこれにさらなる効果をもたらしており、カスタマイズ化されたマルチ・チャネル・マーケティングはある媒体単体で行なう場合に比べて50%も効果的である。
(グラフィックコミュニケーションワールド 2009年1月19日号)

  • JAGATブックストア
  • プリバリ印
  • 印刷のツボ
  • コンテンツ アーカイブ