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ビジネスと統計データ 第7期クロスメディアエキスパート認証試験・講評

掲載日: 2009年05月19日

統計データは、提案活動における基盤を担う重要なものである。第7期クロスメディアエキスパート認証試験講評[学科編]。

2009年3月15日に実施された第7期試験について5月18日(月)に合格発表がおこなわれた。第1期~第7期までの試験実施傾向と学科試験の解答傾向について、先日開催された認証委員会の講評より試験の取り組みに関する内容を一部紹介する。

※クロスメディアエキスパート試験とは、顧客のニーズに対応して多様なメディア(クロスメディア)を提案できる人材を認定する試験である。第6期の学科試験では、「メディア概論」、「経営概論」、「IT概論」、「クロスメディア」、「ネットワークとデータベース」、「デジタルコンテンツ」の6つのカテゴリーから、設問60問、問題218問をマークシートで解答するといった形式で出題された。

第7期試験の学科試験傾向

第6期までの学科試験については、試験に取り組む時間配分の問題から、最終問題に近づくほど正答率が低いといった傾向があった。しかしながら、第7期試験ではこれまでの傾向と異なり、最終問題までバランスよく点を取れている受験者が多かった。これは、受験者の間で試験内容が明確となり、時間配分を考慮しながら解答をしていく取り組みが行なわれていたことからであると考えられる。ITについて基本となる主要技術や基幹業務システムに関する問題については正答率が75%を超えた。現在のビジネスにおいてITが不可欠なものとなっており、日常の中でその知識が問われることが多くなったことからこの結果が生まれていると考えられる。

しかしながら、全体を通してみると前期の試験と同様に、新キーワードが含まれる問題の正答率が特に低いという結果が顕著に現れた。技術やサービスの最新動向や新用語に関する問題へのさらなる対策の必要性が感じ取れる。出題範囲は広いが、カリキュラムに記載されているキーワードに対し深い知識は求めていない。また、新しいテクノロジーに関しては、世間で一般化しつつある技術やサービスからの出題となっており、普段から新聞やインターネットなどで動向を追いかけていれば十分に対応できる内容である。

さらに、メディアに関する技術とビジネス、利用習慣について多面的に理解し、目的にあったシステムを描くことを目的とした問題については、正答率が11%となり過去最低であった。特にマスメディア広告の市場動向についての問題の正答率が低かった。

提案に必要なこと

企画提案を行なう際、提案内容には説得力が求められる。説得力のある提案に必要なのは、論理的な考えとそれを裏付けるデータである。日常で目にする統計データ(サマリー)は、その内容が自分にとって、どの場面で活用できるかわかり難いが、得意先に企画提案をするとなると、統計データを集め、提案内容に活かすことが多く見受けられる。結果として、そのデータの存在を知っていることは、提案作業を進めていく上で、効率を高める効果がある。さらに、提案前のヒアリングの段階であれば、得意先との会話に織り交ぜ、そのデータについての意見を聞くことが出来る可能性もあり、その後の提案の内容に大きく影響を及ぼすことも少なくない。

統計データ(サマリー)は、単にその数字を覚えるのではなく、「その数字が何を意味しているか?」、「その傾向は今後にどう影響があるか?」と自身が問うことで、新しい発想を導き出してくれるかもしれない。クロスメディアエキスパートを目指す方だけでなく、ビジネスにも大きく役立つ情報であるので、日頃から目を通す習慣をつけていただきたい。

関連情報

クロスメディアエキスパート認証試験

講評・実施報告