メニューを飛ばして本文へ

Cialis Online

プリント

モバイル特性を活かしたサービス展開

掲載日: 2009年05月20日

ネット利用は若年層を中心にパソコンからケータイを始めとするモバイルツールへの移行がますます加速している。クロスメディア研究会では、ケータイの特性やアクセス傾向を適切に把握して自社ビジネスにおいて効果を上げた事例を紹介し、今後の可能性を考察した。

分析から見るケータイサイトの現状

オーリック・システムズでは、モバイルアクセス解析ツールを無償で提供しており、利用実態データも公開している。
分析結果によると、ケータイのネット接続利用に関してキャリアごとに特徴が見られるという。例えば、動画やゲームなどのサービスはNTTドコモが多く、一方、着うたではauが多いなどの傾向がある。

またいまや約4割のユーザーがケータイで検索エンジンを使っているという。検索の仕方にも特徴があり、24時間30cm以内にある身近な媒体として、例えば、主婦が洗濯をする時に、素材別の洗い方をケータイで調べたりするなど、よりライフスタイルに沿ったキーワードからのアクセスが増えている。

解析サービスを活用することで効果を上げた事例として、ある企業では、自社サイトのアクセス分析を行い、ターゲットとなる学生・社会人の傾向に合わせて情報更新やメルマガ発行のタイミングを変えたほか、月の第2週に購買率が向上する点に着目して仮説を立て、実際にフリーペーパーを配布する地区を変えることによって売り上げが向上したという。

ケータイとリアルの掛け合わせが何を生むのか

ケータイには「パーソナルツール」「ほぼいつも携帯」「コミュニケーションキラー(通信+通話)」などの特性があり、このような強みを生かすことで今後ネットの主役はケータイになる可能性も高い。

若年層においては既にパソコンを所有していない、もしくは使わないという人も多い。企業でも、今まではケータイサイトを補完的な目的で用意していた程度であったのが、いまやケータイをメインにやりたいという声も多くなってきている。

企業の広告費についても、今まではテレビCM、新聞・雑誌などのマスメディアに多くの比重を掛けていたものが、高い費用対効果が求められるようになっていることからWebの強化やケータイに注力するようになってきている。この流れは大企業に顕著である。

費用対効果を上げやすい理由としては、認知・興味などの点ではいまだマスメディアの力が強いものの、クチコミ、情報連鎖などの点において、また何より購買行動に直結するという点では、ケータイがより力を発揮できるようになってきたことがある。

しかし、「先にケータイありき」で開発を進めていくと失敗することが多く、リアルの視点からケータイでどんなものを提供するか考えるべきであるという指摘もある。この視点はプロモーション以外でも有効である。

ある保険会社では、営業担当者の名刺にQRコードを印刷し、顧客はそこから担当ごとに作成しているページへアクセスすることができるようになっている。同ページでは担当者の連絡先やロードサービスへの問い合わせなどが案内されており、ブックマークやお気に入りに登録することで、困った時にすぐに連絡することができる。

このサービスを導入してから、同社営業社員の満足度が向上し、ひいては新規顧客獲得にもつながったという。

(『JAGAT info』2009年5月号)

 

 


研究会+研究調査
電子書籍、デジタル印刷、色、スマートフォンなど、JAGAT研究会でテーマとして取り上げている情報を掲載。定期的に開催している研究会セミナー開催情報もこちらをご覧ください。
・Twitter:http://twitter.com/jagat_labs