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なぜ、クロスメディアなのか ビジネスのPDCAが「IT、ネット、メディア」により変革する
社団法人日本印刷技術協会 常務理事 小笠原治
メディアが多様化するに従って、メディアをクロスして企画する能力を育てなければならない。現実的には多くはプロモーションに相当するが、クロスメディアは必ずしもそれにとどまらない。クロスメディアがメディアミックスと違うのは、メディアの役割の変化に対応していくことに比重があるかどうかである。「IT、ネット、メディア」は、聞き慣れた使い古された言葉であるが、ビジネスを変えていく要素としてこれらは重要な意味合いをもつ。
メディアというものは、コンテンツの表現形式、コンテンツの入れ物と考えればよい。メディアの多様化はメディアが流動的になることを意味し、そういった変化はコンテンツ側にとって戸惑いを隠せない。販促企画に必要な能力は、変化しつつある要素を含めて巧妙に使いこなすことである。流動的な技術に翻弄されないITリテラシーがないと、継続的なビジネスの発展は望めない。
営業活動においては、CRMの推進によりマーチャンダイジングやビジネスそのものが変わってくる。Webの技術がビジネスの様々な範囲に及んでくると、販促だけではなくビジネスのコストダウンも考えて、改善可能なものを制作の側から提案できる機会が増えていくだろう。結果的にはクロスメディアとして、消費者や生活者まで含めた効率的なコミュニケーションシステムを実現することになる。
e-ビジネスは売り上げ増と効率化の両面でバランスを取って取り組むべきである。効率化が次の開発投資の源泉になるからである。ビジネスのPDCAを改善しようという視点を持つと、おのずとどんなクロスメディアをしていけばよいのかという答えは出てくる。「IT、ネット、メディア」という3技術要素はPDCAの促進要因なのである。
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