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エキスパートへの道のり クロスメディアエキスパート認証試験で必要なこと
与件から問題点をまとめることは顧客ビジネスの要点を素早く理解できるかどうかにかかっており、日頃から訪問先の会社情報や新聞記事を見ているか否かで差がつく。
クロスメディアエキスパート を受験する方は大別してデジタル制作系と企画営業系に分かれ、それに対応するように試験の内容は学科と論述(提案書)の2面を共にクリアしてもらって、バランスのとれたエキスパートとして認証するというはずだったが、実際に試験を進める中で明らかになってきたことは、両者にはっきりした違いはないということだ。
当然ながらクライアントに接する機会が多い営業系の方が提案慣れしていることは分るのだが、その内容がクロスメディア向きにはなかなかなっていない。クロスメディアの提案というのは無理やり複数のメディアにまたがる提案をすることではなく、すでにクライアントも、その先のエンドユーザもクロスメディア環境にあって、単一メディア利用だけでビジネスの推進が出来なくなっていることに対して、例えばエンドユーザのビヘービアとしてはどのようにメディアを渡り歩いているかを想定した提案をすることである。
論述(提案書)試験の中では、「メディアを使って何ができそうか」を記述する問題があって、そこではメディアをまたぐことのメリットが思いついていないと回答できない。そこがクロスメディア的思考の必要なところで、実際の提案書の部分になるとターゲットを絞り込んで単一メディアだけの提案でも構わない。それは現実に戻って考えると可能な予算や期日の範囲があるので、その中で実現できる提案をすることが先決だからである。
要するに与件と限られた条件の中で最適を見つけ出すのが「論述(提案書)」である。それをしかも実際の試験では2時間という枠の中で行うので、与件の分析、提案の発想・構成・表現を手際よくすることが身についていないといけない。つまり経験を踏んでいるとか方法論を身につけていることが必要である。
受験したい方がこのギャップを埋めるためにJAGATではWebの他に毎月セミナーや模擬試験や認証試験事前セミナーなどを行っている。これらのイベントにこられる前は漠然と「クロスメディア提案は必要だろうな」と考えていたものが、参加されると「ある気づき」を得る。それは分析であれ構築であれロジカルシンキングが不可欠であることだ。
まず与件を読んで問題点をまとめることは顧客のビジネスの要点を素早く理解できるかどうかにかかっていて、日頃から訪問先の会社情報や新聞記事を見ているかいなかで差がついてしまう。問題点は書き出せてもそれが要素・要因別に整理できていないと提案へは進めない。ここもロジカルシンキングの有無が問われるところである。
さらに提案内容と効果をザクッと想起して、想定される予算や期日に落とし込むマトメの力が必要で、その先に提案書のテンプレートのようなものに順序だてて書いていくことになる。世間でいう提案書の書き方はここだけの場合もある。
提案というとディテールを先に着想してしまいがちだが、マトメから逆算するのがこの種の仕事であり、そのためにはテーマの絞込みや組み立てのロジックのような概念的な作業が先に出来ていないと、記述しているうちにブレがでてうまくまとまらない。
このようなことを自分ひとりで経験しようと思っても、自分の考えたことが本当にそれでよかったのかどうか判別し難い。事前セミナーなどではいろいろな会社から集まった人がグループ演習やディスカションをするので、他人のものの考え方が分ったり、内容を深めることができる。こういった経験を経るとロジカルシンキングの重要性もさらに認識できるようになる。
[関連情報]
クロスメディアエキスパート認証制度




