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プリント

試験範囲(カリキュラム)

掲載日: 2010年12月17日


このカリキュラムを捉えることによって、顧客の問題や課題の解決へのポイントの整理ができます。

【背景】
印刷会社はニューメディア、マルチメディアと言われたころから、紙以外のメディア制作に柔軟に対応してきた。ただし、データを顧客へ納めて終わりというケースが多く、デジタルメディアの制作全体をディレクションするケースは少なかった。
近年、Webサイトや携帯電話、DVDなどメディアが多様化し、印刷会社に対するデジタルメディア制作の仕事も急増している。印刷で培ってきたコンテンツ管理・データ処理の技術を生かして、様々な業界へデジタルメディアの制作サービスを提供している。
デジタルコンテンツの増加に伴い大量のコンテンツを、コンテンツの性質に合わせて効率的なシステムで加工し、多様なメディアへ展開するノウハウも必要となってきている。

人物像 」「キャリア設計 」もあわせてご覧ください。


1.メディア概論

メディアに関する技術とビジネス、利用習慣について多目的に理解し、目的にあったシステムを描けること。

2.経営概論

個別の企業特性を把握するために、経営に関する用語や指標、手法を理解できること。

3.IT概論

産業、官公庁、教育分野などでITの導入・研究が進められてきている。ITそのものについての主要技術と基幹業務システムについて理解する。

4.クロスメディア

コンテンツを独立的に管理して、複数のメディアに展開し、複合的に利用するための制作環境やインフラ技術などを理解する。

5.ネットワークとデータベース

発展し続けるネットワーク技術と、データ管理するためのコンテンツフォーマット、アプリケーション開発の土台を理解する。

6.デジタルコンテンツ

デジタルメディアの特性や用途を知り、ビジネス展開に必要な情報流通手段、著作権処理、プロジェクト管理などを理解する。


1.メディア概論

メディア概論ではメディアに関する技術とビジネス、利用習慣について多面的に理解し、目的に合ったシステムを描ける知識が問われる。
クロスメディアによる情報配信は、身近にある携帯電話やWebサイトを単独で使うだけでなく、マスメディアなどとの連動も想定される。このため、「メディアとコミュニケーション」という項目では、テレビなどのマスメディアに関するビジネスモデルや業界規模、広告代理店の役割なども範囲に入れている。
ネットワーク社会の発展は、至るところで情報を取得できるユビキタス社会へと向かう。2次元バーコードやICタグ、デジタル家電など、つながっていく様々なメディアやその技術についての理解が必要となる。
技術の進展に伴い、それを使いこなせる人とそうでない人との格差(デジタルデバイド)が広がるのは必須である。ここは課題も抱えているが、「デジタルデバイドを解消する」というビジネスチャンスとして捉えることもできる。いずれにしても、今後のデジタルメディアはだれもが操作しやすいユニバーサルデザインの概念を理解して制作する流れにある。

1-1 メディアとコミュニケーション

(1)マスメディアに関すること
テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・出版などの特徴、業界規模、ビジネスモデル、広告代理店 など
(2)メディアリテラシーに関すること
メディアの特質の理解、メディアとコンテンツの変化、メディアリテラシー論(マクルーハン) など
(3)ソーシャルメディアに関すること

ニューズグループ、メールマガジン、ブログ、Wiki、SNS、Web2.0 など

1-2 ネットワーク社会

(1)ユビキタス社会に関すること
エージェント、自動認識(2次元バーコード、ICタグ)、デジタル家電、ウエアラブルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末、デジタルキャッシュ、ワンセグ放送 など
(2)デジタルデバイドに関すること
格差による課題とビジネスチャンス など
(3)ビジネス機会に関すること
紙媒体を超えたビジネスの広がり など
(4)ユニバーサルデザインに関すること
アクセシビリティー、ユーザビリティー など
(5)クロスメディア的な方法論に関すること
メディアの複合利用、用途開発 など
2.経営概論

メディア制作のディレクターのための認証制度ならば、制作に関する技術動向を知っていれば十分で、経営の知識は不要ではないか、と思う人がいるかもしれない。
しかし、クライアントの抱える課題を解決する際には、その企業の経営戦略・情報戦略を理解せずに、適切な提案をすることは難しい。例えば、Webサイトを再構築する場合、ユーザーを増やして売り上げを伸ばしたい、ブランド力を向上させたいなどの目的、戦略が必ず存在する。情報戦略・経営状態を理解することで、顧客が本当に欲しいと思う解決策に近づくことができる。
また、プロジェクトを進めるためには、プロデューサーや経営者と話し合いをすることもある。この際にも、基礎的な経営やマーケティングの知識があると、スムーズなコミュニケーションが可能となる。
クロスメディアエキスパート認証制度では、経営者に必要な経営の専門知識を問うのではなく、基本的な用語の意味を理解しているか、取引をする企業の経営状態を把握できるか、顧客の事業規模に合った適切な予算で提案できるか、などを確認する。

2-1 経営管理

(1)戦略に関すること
成長戦略、競争戦略、グローバル化、コアコンピタンス、SWOT分析、各コンテンツ(放送、音楽、出版、 映画、ゲーム、コンテンツ配信)のビジネスモデル など
(2)マーケティングに関すること
マーケティングリサーチ(AIDMA他)、マーケティングミックス、分析手法に関すること、ブランディング、CRM など
(3)組織と人材に関すること
事業部制組織、カンパニー組織、ビジネス・プロセス・リエンジニアリング、ヒューマンリソースマネジメント、システム化計画、M&A(TOB/MBO)、組織開発と組織活性化、企業文化 など
(4)財務に関すること
財務諸表、会計基準、連結決算、管理会計、会計処理、資金調達 など
3.IT概論

産業や官公庁、教育分野などでITの導入・研究が進められてきている。IT分野については、ITの主要技術と基幹業務システムについて理解が必要となる。
コンピューターの発展や歴史、標準化の進展の状況も理解する。
ITは経営手法に大きな変化をもたらした。消費者の消費行動の変化やサービスの安全性、企業の信頼性についても理解する。
特に企業経営に大きな変化を与えたものの一つが電子商取引である。企業と企業、企業と個人、個人と個人など、多様な取引の環境が非常に効率的に実現している状況を把握しておく。
e-ビジネスを展開する上では、これまであまり意識する必要がなかった法的事項の知識も学ぶ必要が出てきた。コンテンツの販売をする場合に必要な知識を持っているかどうかを確認する。
さらに、多くのWebサイトやケータイサイトでのビジネスにおいては、広告ビジネスの可能性が広がる。このため、インターネット広告やアフィリエイト・プログラム、SEOに関する仕組みについて知る必要があるだろう。
IT化は、民間企業だけでなく政府の業務にも大きな変化を与えた。e-Japan構想で掲げられた電子政府・電子自治体のプランでは国民や住民にとって利便性が高く、低コストのサービス提供を追及している。
国と企業とのやり取りも電子調達や、電子申請などの導入で、コストの削減を目指している。
多くの重要なデジタルデータがネットワーク上で行き交うようになり、情報セキュリティーも国家的な問題として取り組まれている。個人情報保護の意識も高まり、個人情報保護法が施行された。個人情報を扱う多くの企業はプライバシーマークを取得することで、企業の信頼度の向上に努めている。サーバー構築を受注する場合は、外部からの不正アクセスを防御する技術や、電子認証・電子署名などの技術の知識も必要となる。

3-1 ITの進展

(1)マイクロエレクトロニクス革命に関すること
Integrated Circuit(集積回路)、ムーアの法則、産業への影響 など
(2)コンピューターの変遷に関すること
ダウンサイジング、組み込みコンピューター、デジタルアプライアンス
(3)ボーダレス化に関すること
ユビキタス化、デバイスとデータとプログラムの分離・標準化

3-2 情報技術

(1)ITによる経営手法の変化に関すること
IT活用と経営手法、ITと消費行動、ITと安全性、信頼性 など
(2)標準化の進展やオープンソースに関すること
標準化団体(ISO/IETF他)、Web標準化動向、RFC など
(3)変化するメディアの位置づけに関すること
e文書法、オープンソーシャル など
(4)基幹業務システム(ERP)に関すること
ERP導入の特徴、ERP導入実現のためのポイント、ERP適用業務分析 など

3-3 電子商取引

(1)電子商取引(Electronic Commerce)に関すること
標準化、BtoC、BtoB、クリック&モルタル、決済システム、決済代行、今後の展開 など
(2)SCM(Supply Chain Management)に関すること
サプライチェーン、マーケットプレイス、バリューチェーン など
(3)電子調達に関すること
電子調達の実現、電子調達の基盤、e-Japanにおける電子調達、今後の電子調達 など

3-4 eビジネス

(1)e-ビジネスの法的事項に関すること
知的財産権(著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権他)、取引関係(電子消費者契約法、特定商取引に関する法律、割賦販売法、業法他) など
(2)既存メディアのe-ビジネス化に関すること
e-ビジネスの法的事項、関係法令、周辺領域に関する新しい立法、ビジネスモデル特許 など
(3)クロスメディアマーケティングに関すること
低コストですむ顧客維持、パーソナライゼーション、顧客満足度と個人情報管理、コミュニティー形成 など
(4)広告ビジネスモデルに関すること
インターネット広告(Webサイト、バナー広告、電子メール広告、リッチメディア広告、キーワード広告、モバイル広告、検索型広告他)、ブログ、アフィリエイト・プログラム、広告収入型ビジネス(検索サイト、メールマガジン、コミュニティーサイト他) など
(5)ネットワークを介したサービスに関すること
ASP、Webサービス、クラウド、SaaS など

3-5 電子政府、電子自治体

(1)電子政府、電子自治体の取り組みに関すること
海外と国内の取り組み、中央省庁と地方自治体、ワンストップサービス、 ノンストップサービス、情報公開サービス など
(2)電子政府、電子自治体のシステムに関すること
標準化、調達・サポートの変化、デジタルアーカイブ など
(3)電子政府、電子自治体のサービスに関すること
申請者等の認証、手数料等の納付方法、申請・届出等の到達時期等、電子文書の原本性、コンテンツの相互運用性の確保、情報セキュリティ対策、初期投資・ランニングコスト、 個人情報保護法、電子政府、電子自治体の現状と今後 など

3-6 セキュリティー

(1)法的事項に関すること
個人情報保護法、電子署名法 など
(2)資格認証に関すること
プライバシーマーク、ISMS など
(3)セキュリティー技術に関すること
ネットワーク管理者、セキュリティーポリシー、脆弱性(不正アクセス、パスワード解読、スパイウェア他) など
(4)不正アクセスの対処方法に関すること
原因の特定、復旧作業、事後処理、不正アクセス禁止法、ソーシアルエンジニアリング、ファイアウォール など
(5)電子認証に関すること
SSL、バイオメトリクス、Signature Dynamics など
(6)電子署名技術に関すること
特定認証業務に関する認定制度、電子認証サービス
4.クロスメディア

クロスメディアの章ではコンテンツを独立的に管理して、複数のメディアに展開し、複合的に利用するための制作環境やインフラ技術などを理解しているかどうかを確認する。
紙やWeb、オンラインメディア、パッケージメディアなど各メディアの境界と、メディアを組み合わせた場合の融合について理解する。
例えば、Webサイトで情報を表示させるためには、どのようなフォーマットを知っていた方がよいか、PCやモバイル端末向けにはどうしたらよいかなどの知識が必要となる。
紙に関しては、プリントオンデマンドや印刷方式、活用方法、バリアブルプリントについて把握する。また、XML文書をベースにした自動組版、表示の仕組みも範囲に入る。
パッケージメディアについては、DVDやCD-ROMなどに関する、規格やオーサリングなどが範囲に入っている。
オンラインメディアの代表はインターネットである。その登場までにはどのようなものがあったのか、さらにはPDAや携帯電話などモバイルメディアについても理解する。
多様なコンテンツが混在し、そのデータが膨大になると管理が複雑になる。人が手動で管理するには限界があるので、効率的にコンテンツを管理する仕組みやシステムの知識が必要になる。
コンテンツ管理には、データにメタデータを付けて管理するという流れがある。メタデータの定義や、セマンティックWebなどの重要性は今後も増していくだろう。
文字以上に検索が難しいのが音や映像である。これらについてどのようなメタデータの標準化が進められているかを知っておく。

4-1 クロスメディア概論

(1)メディアの境界と融合に関すること
紙やWebなどへのメディア展開、オンラインメディア、パッケージメディア、 プリントオンデマンド、コンテンツ管理、メタデータによるデータ管理、 印刷会社の役割、電子書籍、オンデマンド出版、カスタム出版、Webマガジン、オンラインジャーナル、(AR)拡張現実 など
(2)フォーマットとビューアに関すること
Webブラウザ、HTML文書、画像フォーマット(GIF、PNG、JPEG他)、PDF、ストリーミング再生、SMIL、圧縮技術(ZIP、LZH、PNG、GIF、JPEG、MPEG、WindowsMediaPhoto形式他) 、EPUB など
(3)パブリッシングで使用されるデバイスに関すること
PC(Personal Computer)、PDA、Palm、携帯電話・モバイルのビジネス利用、デジタルサイネージ など

4-2 プリント

(1)プリントオンデマンドに関すること
プリントオンデマンド(POD)印刷方式、紙メディアへのコンテンツ適用・技術、主要デバイス、活用方法、従来の印刷との違い、可能になった背景、主な用途 など
(2)バリアブルプリントに関すること
バリアブルデータのデータベース、レイアウト、ワークフロー、標準フォーマット(PPML他) など
(3)DPS (Data Print Service)に関すること
一貫受託するアウトソーシングサービス、対象業務、ワークフロー、対象印刷物 など
(4)コンテンツのXML化に関すること
XML文書をベースにした自動組版、XSL、XSLT XSL-FO、表示の仕組み など

4-3 パッケージメディア

(1)パッケージメディアの種類と動向に関すること
コンテンツの分野(映像系、音楽系、ゲーム系、出版系他)、DVD、 音楽CD、ガイドシステム(美術館、イベント他) など
(2)CD-ROMに関すること
物理フォーマットを定義した規格書、ISO 9660(論理フォーマット)、その他の論理フォーマットとISO 9660の拡張、CD-R、CD-RW 、応用規格 など
(3)DVDに関すること
規格、記録層の構成、DVD再生専用フォーマット、記録可能フォーマット、オーサリングツール など
(4)DBlu-rayに関すること
規格、記録層の構成、再生専用フォーマット、記録可能フォーマット、オーサリングツール など

4-4 オンラインメディア

(1)IT・Webの歴史に関すること
ハイパーテキスト、メールマガジン、ポータルサイト、ニュースなどの情報提供、Webメール、電子掲示板、チャット、ブログ など
(2)モバイルの利用に関すること
着メロ、着うた、待ち受け画面、電子書籍、地図、QRコード、位置情報 など

4-5 コンテンツ管理

(1)アセット管理に関すること
ストレージ、アーカイブ、DAMの必要性、印刷物製作におけるDAM、印刷物を中心にした情報の流れ など
(2)コンテンツ管理システム(CMS)に関すること
静的CMS、動的CMS、フレンドリーURL など
(3)データ管理を中心としたシステム化に関すること

4-6 メタデータの管理

(1)メタデータの定義に関すること
XMP、Microsoft-CDP(Custom Document Properties) など
(2)メタデータの歴史に関すること
図書目録、PICS、P3P、フォークソノミー、マイクロフォーマット など
(3)セマンティックWebに関すること
全般的な背景、セマンティックWebの技術・特徴 など
(4)RDF(Resource Description Framework)に関すること
RDFの特徴・機能、Model and Syntax、Schema など
(5)マルチメディアのメタデータに関すること
マルチメディアコンテンツの検索、メタデータの利用法、MPEG(Moving Picture Experts Group、ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11他)、 TV-Anytimeのメタデータ、XAML など
5.ネットワークとデータベース

ネットワークとデータベースでは、ネットワーク技術の発展と、データ管理するためのコンテンツフォーマット、アプリケーション開発の土台を理解する。
いまや通信インフラは、仕事や生活に欠かせない基盤の一つとなった。制作現場におけるデータのやり取りは日常的にネットワークが利用される。そのような環境を整えるためにも、ネットワーク関連の基礎知識、通信サービスの変化、通信プロトコル、インターネット接続の知識などが必要である。
今後は、さらにどのような場所でもネットワークでつながれ、接続された先には様々な情報が流れるだろう。来るべきユビキタス社会に対する情報も常に意識しておくべきだろう。
Webサイトにおける基本的な知識として、HTMLやスタイルシートは欠かせない。さらに、コンテンツはXMLデータで管理されるという流れがある。 XMLのタグをプログラミングできる必要はないが、XMLの構造や仕組み、XMLを作成するツールなどに関する知識は必要となる。
さらにXMLを活用したソリューションを提案するためには、応用事例を知る必要がある。Webサイトを作る場合、Webサイトのページデータを作るケースだけではない。Webサーバーの構造やクライアントサーバーの仕組みを理解し、顧客のニーズに合わせて構築しなければならない。予算によっては自社でサーバーを立ち上げて運用するのか、レンタルサーバーを借りるのかどうか、なども含めて考えなければならない。
サーバーサイドで動作するWebプログラムは多様で、進展が早い。ASP(Active Server Pages)を始めJSP(Java Server Pages)、PHP(Hypertext Preprocessor)、.NETなどの概要を把握する。クライアントサイドで動作するWebプログラムに関する動向を知っておくと、システム・インテグレーターとのコミュニケーションがスムーズになる。
また、データを管理するデータベースや、データベースを操作するための言語であるSQLの標準化や利用環境も出題範囲とする。

5-1 通信インフラ

(1)通信インフラに関すること
電気通信事業に関わるプレーヤー、電気通信サービスの変化、LTE、NGN など
(2)OSI7階層モデルに関すること
(3)インターネット接続に関すること
ネットワーク構造、アクセス回線、ブロードバンド接続 など
(4)IP(Internet Protocol)の概要に関すること
IPアドレス、IPv6、IPの上位プロトコルTCP など
(5)TCP/IPアプリケーションに関すること
FTP(File Transfer Protocol)、SMTP、POP3 など
(6)通信の利用
ホットスポット、ユビキタス、携帯電話、WiMAX、マルチメディア放送 など

5-2 HTMLの規格

(1)HTMLの規格に関すること
文書構造を記述するタグ、HTML文書の構造、HTML5 など
(2)スタイルシート、CSS(Cascading Style Sheet)に関すること
(3)XHTMLに関すること
複合文書 など

5-3 XMLの規格

(1)XMLの規格に関すること
XML宣言、DTD、XML文書インスタンス など
(2)XML文書の表示に関すること
XSL、XSLT など
(3)XMLパーサ(XML Parser)の仕組みに関すること
DOM、SAX など
(4)その他のXMLの基盤技術に関すること
XMLスキーマ(XML Schema)、XLink、XPointer、XML Signature、SVG など
(5)XMLの応用に関すること
文書フォーマットの利用形態、XML化の目的と特長、電子帳票、電子データ交換、アプリケーション用ファイル、利用されるシステムでの分類:企業内システム、利用されるシステムでの分類:企業間接続(BtoB) など
(6)各業界での応用技術に関すること
XMLと電子商取引(eコマース)、ebXML (Electronic Business XML)、 RosettaNet(ロゼッタネット)、MathML(Mathematical Markup Language)、JepaX、NewsML、XMLボキャブラリー、XBRL/DocBook/OCF/ODFDocBook、NETEB、JDF/JMF など

5-4 Webサーバーとクライアント構造

(1)Webブラウザの役割に関すること
Webサーバーへのアクセス、Web情報の要求と取得、HTMLパーサーによるHTMLソースの解析、レイアウトエンジン、Webブラウザと外部ソフトウェアとの連携 など
(2)Webサーバーの役割に関すること
(3)Web 3層のクライアントサーバーシステムに関すること
(4)サーバーサイドで動作するWebプログラムに関すること
ASP(Active Server Pages)、JSP(Java Server Pages)、PHP(Hypertext Preprocessor) など
(5)クライアントサイドで動作するWebプログラムに関すること
JavaScript、VBScript(Visual Basic Script)、Javaアプレット、Web2.0、Ajax、JSON など
(6)SOAP、RESTとWebサービスに関すること
(7)WebDAV(WorldWide Web Distributed Authoring and Versioning)に関すること
全文検索(インデックスサービス)の仕組みと利用 など

5-5 データベースの基礎

(1)データベース管理システムに関すること
DBMS(DataBase Management System)の主な機能 など
(2)リレーショナルデータベース(Relational Database)に関すること
テーブルの構造、リレーションの作成、データベースの設計 など
(3)SQLに関すること
SQLの標準化、SQLの利用環境、DDL(Data Definition Language)、DML(Data Manipulation Language)、 Webデータベース、ODBC(Open DataBase) など
(4)データベースの構造に関すること
XMLとデータベースの関係、Xpath など
6.デジタルコンテンツ

デジタルコンテンツを制作するために、デジタルメディアの特性や用途を知り、ビジネス展開に必要な情報流通手段、著作権処理、プロジェクト管理などを理解する。
制作したコンテンツを流通させるためには、どのような仕組みがあるのか、出版などの紙に近い分野だけでなく、音楽や映像という分野のデジタルコンテンツのビジネスについても理解しておく。 ほかにも、クロスメディアで展開する例として、教材を紙やデジタルで作成するeラーニングの仕組みや、サービスの状況なども出題範囲に含まれている。
有料のコンテンツを配信する場合、常に課題となるのが著作権である。不正コピーを防止するための電子透かしを始め、著作権、意匠権などの理解も必要である。
幾つかのメディアを組み合わせたクロスメディアのシステムの設計については、コンセプトの確立や情報の構造化、インターフェイス設計といった構築フローの重要性を把握する。もちろんデータ制作のためのオーサリング知識は必須である。
クロスメディアのソリューションを実現するために、様々な業種の人と仕事を進めていく。制作ディレクターは、これらの人を調整し、綿密で確実なプロジェクト管理をしなければいけない。進行やコスト、リスク、人的資材、品質管理など多岐にわたる範囲を管理することを認識する。
完成した製品やサービスについては、テストを行う。Webサイトならばリンク切れはないかなど。
プロジェクトが完了した後は、報告書をまとめ、実績評価やプロジェクト完成記録を残す、などの流れを理解しておく。

6-1 デジタルメディアとコンテンツ

(1)デジタルメディア
インターネット、ブロードバンド、モバイルコンテンツ など
(2)デジタルメディアが与える影響に関すること
マスメディア(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ他)との関係 など
(3)コンテンツ流通に関すること
コンテンツ配信(CDN、IDC他) など
(4)コンテンツビジネスに関すること
デジタルコンテンツの種類(文字、画像、音声他)、デジタルコンテンツビジネスのメリット、音楽コンテンツビジネス、オンラインソフトウエア、ソーシャルアプリ など
(5)eラーニング(e-Learning)に関すること
eラーニング関連事業(システム事業、コンテンツ事業、サービス事業、コンサルティング事業他)、ユーザー(企業内教育、高等教育他)、支援システム、標準規格、効果の測定 など
(6)eブックに関すること
電子書籍端末、ビューア、フォーマット、ビジネスモデル など
(7)映像に関すること
フォーマット、コンテンツ配信(ダウンロード、ストリーミング他)、色空間 など
(8)デジタルコンテンツの保護に関すること
デジタル著作権管理、電子透かし など

6-2 デジタルメディアデザインとその評価

(1)知的財産権に関すること
著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権 など
(2)デジタルメディアの設計に関すること
Webサイト、DVD、モバイル等のユーザビリティー・アクセシビリティー、JIS-X8341・WCAG など
(3)クロスメディアシステムの設計に関すること
構築フロー(コンセプト確立、情報の構造化、インターフェイス設計、構築、ユーザビリティー評価他)、デザイン全般
(4)オーサリングに関すること
データ制作(テキスト、静止画像、動画、アニメーション他)、編集ツール(InDesign他)、 動作チェック、動作環境、動画フォーマット、動画配信方法 など

6-3 プロジェクト管理

(1)プロジェクトの計画・運営に関すること
進行管理、コスト管理、リスク管理、スコープ管理、人的資材管理、コミュニケーション、品質管理、PMBOK など
(2)ソフトウェアテストに関すること
テストプロセスの計画、テスト結果の分析、測定 など
(3)プロジェクトの評価に関すること
プロジェクト完了報告の取りまとめ、実績評価、プロジェクト完成記録 など

最終更新日 2011年05月25日


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