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プリント

次世代ドキュメントサービスをめざして

掲載日: 2009年02月13日

Web to Printソリューションとデジタル印刷

エフ・アイ・エスは、次世代サービスモデルを目指し今秋には完全フル稼働する予定で動いている。既にβ版として動いているもの、または完全に動作しているものもある。

同社には、もともとコピー業務で図面に特化している部門が1つあるが、それは別として営業を4分割している。企画営業、一般営業を担当するグループが2つある。もう1つはインプラント事業部、最後にD-PAL部隊というものがある。これは、セールスドライバーと言っている。 

セールスドライバーは何をするのかというと、2年半前、エクスプレス業界から、あるエリアのロジスティクスを設計する人間をヘッドハントした。Web to Printで件数が増えてくるということと、3,000枚オーダーくらいまでをターゲットしているので、それを確実にお客様にデリバリーする仕組みを作らなければいけない。メイン業務がインプラントなので、そこのお客様の進行と併せたサービス提供が必要となる。さらに、競合他社とのビジネスモデルの差別化の面でも、確実なサービス提供となる。エリアマネージャーのもとで、エリアに対する物流、デリバリーを行う。

春からは、ある程度品質が保証できるものに限って、Web入稿を開始する予定である。今も特定のお客様とはやっているが、一般市場としてオープンに、SOHOとか小企業ベースのところで、月5万円くらいのお客様を1,500社ターゲットにしている。

横浜から東京中央地区までを分割し、既存のお客様原稿のピックアップとデリバリーを展開する。どうしてもデータをWeb上で投げられないお客様に関しては、機密保持の契約をおこない、GPSの付いた保管庫に機密のCDやMOを乗せて原稿をピックしてくるというようなサービスまでおこなう。

そこから受けたものを、Web to Printの場合、コンテンツのデータベース、テンプレートのデータベース、自動組版の情報、データ生成のエンジンと連携して「入稿された、テンプレートで作られた、校正を回した、OKが出た、自動的に印刷に回す」というところまでを、実現する。

また、この部分は、自社開発された工程管理システムと直結しており、その情報とジョブコントローラが連動する。データが入ると、動的にプリフライトがまず回る。あとは、営業情報に間違いがないか、またお客様との契約ルールにしたがってチェックし、OKであればジョブコントローラに入れる。OKでないものは、DTP2グループというのがあって、「どういう仕事で、どういう機械に出すために、どういう化けをどう修正するか、塗り足しが足りないから塗り足そう」というようなことを、現在港区の集中センターで行っている。

それができると、最終的にジョブの仕様がプリンタに送られていく。このプリンタは、一般的に言われているワイドフォーマット系からIndigo5500とか、ジョブのアプリケーションをどんどん回している。最終的にポストプレスに回っていき、それが営業に戻るのか、地方発送されるのか、もしくはD-PALという物流部隊がお客様に届けるのかというモデルで動いている。

オフセット印刷を委託するCTPパートナーの仕組みがある。今実現しているのは広島と九州である。ここまでできたデータを、JDFの情報にしたがって、トナーの場合はEFIのRIP、そうでない場合はハーレクインのRIPに直接投げる。九州と広島の場合、機械自身はICCプロファイルをターゲットとして持っていたりしてターゲットを決めているので、エミュレーションプロファイルは全部共有している。そこの機械に投げると、そこの機械のホールドキューまで行ってしまう。営業を経由しなければいけないので、営業が情報を持って広島のパートナーの営業に連絡を行い、工務から伝票を落とすと、ホールドキューからそのまま自動的に行ってしまう。

よくハイブリッドワークフローと言われるが、同社ではどちらかというと逆に見ている。サービス的な付加価値の高いボトムからアップで、最大1万部くらいを来年秋までにターゲットしている。

基本的にここのエンジンがきちんと動けば、拡張エンジンをAPIとかSDKのキットでつなげていくと、例えば台割り等は大丈夫である。CTPも、何回か継続的に検証しているが、進行できるところまでは確実である。来年、再来年には間違いなく立ち上げられるというところまでは、各メーカーの協力や、同社のエンジニアやスタッフがやっている。そのために、中間を穴埋めするためにIndigoの購入に最近走ったという状況である。

同社の場合、6年前に本気になった。コストとか品質とか、人がどうしても介在しなければいけないところがある。それをできるだけセグメント化して、できる限りグループ共有して、ノウハウレベルを上げる必要がある。Webで件数を増やしていくと、多分納品でミスが起きる。納期が間に合わないとか、とんでもないことになる。納期を合わせるために、とんでもない人件費を払ってインフラを作らなければいけないとか、機械の稼働率を考えずに機械を買わなければいけないとか、そういう投資が発生する。

結果として取り組んだのはワークフローで、連携のためのエンジン部分。プリフライトにしてもそうだし、面付けエンジンにしてもそうだし、あとはXMLでJDFライクなものを作り出し、EFIのJDFコンバータとエミュレーションをとるとか、そういうところを考え、ワークフローを組んだ。その上で、バリアブルのエンジンとか、テンプレートの自動組版のエンジンとか、Adobeのシステムとの連動とか、Adobeのアプリケーションとの連動というところに着手した。

(全文はテキスト&グラフィックス研究会報「T&G」275号に掲載) 

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