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JDFへの疑問を問う~ユーザの求めるJDF運用とは~
PAGE2009コンファレンスE3セッションでは、改めてユーザー(印刷会社)から、JDFへの疑問を問題提起するとともに自社開発でJDF対応を行った先進事例を紹介する。
JDF導入にメリットがあるのかどうか懐疑的な印刷会社は多い。
理由として挙げられるのは次のようなものである。
- 基幹システムをJDF対応のMISパッケージに入れ替えなければいけない(と思っている)
- 仕様変更が多く、かつ仕様決定がぎりぎりなのでジョブチケットの発行タイミングが難しい
すべてのパラメータを埋め込んだJDFの発行はできっこない
人間系のコミュニケーションなしというのは怖すぎる - 保有設備でJDF対応機器はまだまだ少ない
- 「ものづくり」という面で、自動化を進めすぎると人間のスキルが低下して、かえって品質劣化を招くのではないか。
このようなことからJDF導入の費用対効果が見えない。果たして儲かる仕組みとなるのか疑問という声が少なくない。
しかし、自社の環境が整わないからといって、知らず知らずのうちに食わず嫌いになってしまうのは望ましいことではない。売上拡大による利益確保というモデルが適用しづらい昨今、全体最適の視点で無駄を省いていくことが求められている。
そのときに軸となる方針は、
- 人間が判断しなけれならないことのみ人間が行って、機械でできることは極力自動化する(リソースの有効活用)
- 誰かが入力した情報(データ)は、転記や再入力することなく最後まで流す(業務の効率化)
の2点であろうが、メーカーや工程を問わずにデータ交換できる標準フォーマットであるJDFの果たすべき役割は非常に大きい。投資時期の判断はさておき、自社にとってのJDFの位置づけを明確にしておく必要があるだろう。
PAGE2009コンファレンス E3セッションでは、改めてユーザー(印刷会社)から、JDFへの疑問を問題提起するとともに、明確なコンセプトのもとに自社開発でJDF対応を行った先進事例を紹介する。
本セッションのスピーカーである株式会社ニシカワでは、基幹システムとAGFA社のWeb対応プリプレスワークフローシステム「:APOGEE
Portal」の間を自社開発の「JDFコンバーター」により接続している。
本社と二つの工場の間でイントラネットの仕組みを構築することで工務/生産管理部門の一元化をねらっている。
●PAGE2009コンファレンスE3セッション「ハンドメード/オーダーメードによるJDF対応」




