本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
PAGE2009 電塾コーナー紹介
電塾初級デジタルフォト教室 をPAGE2009でも開催するので、是非参加して欲しい。特にレタッチや画像品質に関係した仕事をしている人には、実際のライティングを見ながら、そのライティングによって画像がどう見えるのか?これを知ることが、RGBレタッチの基本だ。レタッチというとCMYKバランスばかり考えてしまうが、CMYKレタッチの場合はもちろん調子もあるが、印刷によって変動する要素を見越して、少々動いても色が破綻しないバランスに整えていたのである。
しかしRGBレタッチは調子そのものをレタッチしないと意味がない。調子をレタッチするとは光を操ることである。CGソフトでは、光源からどういう光(ソフトorハード)をどのように当てて、反射させて、吸収するか?これを操るのがカメラマンの腕の80%と言って良い。ライティングの腕さえあれば、動画の仕事だって来るのだ。最近のCF、特に美人タレントさんを撮影する場合は、動画のカメラマンではなく、スチールのフォトグラファー(静止画のカメラマンは自分のことを写真家もしくはフォトグラファーと呼ぶ。カメラマンは動画)に仕事を発注することが非常に多い。それだけスチールカメラマンのライティングは女優が美人に撮れるということの証だろう。
このようにライティングは調子再現の基礎であり、品質の良いモニターの前で練習するのも良いのだが、やっぱり体に覚えこませることは何にも増して効果がある。電塾コーナーを体験するだけでも自分の体にスキルを覚えこませることが出来るはずだが、PAGE2009では関連して写真=光画の原点に立ち返ったセッションをいくつか用意している。もし興味があれば受講してみてはいかがだろうか?
D1デジタル時代のフォトレタッチ技術
D2グラフィック・ビジネスとCG<写真からCG活用へ>
G6画像データの印刷への最適化とRGBレタッチ
G7印刷会社が知るべきデジタル撮影とRAW現像
ライティングをしたものと普通に撮ったものとの違いの例を紹介しておく。説明しなくてもお分かりいただけるはずである。また電塾コーナーではPanasonicの103inchPDPデジタルサイネージも注目商品である。この関連商品に関してブログに書いたのでコチラも参照いただきたい。(→ブログ:中東だってデジタルサイネージ )