本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
PAGE2011カンファレンスのダイジェスト版ともいうべき「JAGATカンファレンスin JP」をJP2011(西日本地区で最大の印刷展示会)で行います。
3月11日に東日本で発生した東北・関東大震災で被災された方々、およびそのご家族の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
JAGATでは、これまで以上に有意義な情報発信をして、皆さんと共に頑張っていきたいと思います。
「元気を出そう!関西から」を合言葉に、PAGE2011のダイジェスト版ともいうべき内容のカンファレンス「JAGATカンファレンスin JP」 を、JP2011(西日本地区で最大の印刷展示会) でおこなうことになりました。
PAGE2011で開催したカンファレンスの中から6本を厳選したものですが、さらに今回JP用に特別に用意した内容にリファインしております。
初日の5月12日(木)は、今まさに旬である「電子書籍DAY」と銘打って、電子書籍に対して印刷業界が何をしていかなくてはいけないか?を具体的に検証していきます。
5月13日(金)「デジタル印刷DAY」では、世界の潮流がデジタル印刷に向かっている中、日本だけが特殊だと見られている現象(ガラ印刷現象?)について考え、デジタル印刷の根元を考えていきたいと思います。
5月14日(土)は少々目先を変えて、「印刷ビジネスDAY」という名前で印刷市場動向を考えます。印刷市場分析と現在の印刷市場で注目されているビジネスにフォーカスします。具体的にはインターネットを使用した受注獲得について、印刷通販を例に検証します。
【電子書籍DAY】
電子書籍は2010年度後半から本当に話題になったので、皆さんの注目度も高いと思います。電子書籍と言うと、雑誌・書籍を発行する出版社や新聞社が中心だと思う方も少なくないでしょう。
しかし、今後の展開として注目すべきは、カタログやパンフ、マニュアルが電子書籍になるということなのです。例えば多くのマンション業者がiPadを出して間取りや眺望、オプション類を説明していることはご存じでしょうか?
お隣の中国ではマンションデベロッパーはコンクリート打ちっ放しの状態で区画を売るだけなので、必ず内装業者が入って間取りやキッチンを施工していくのですが、その業者の販売ツールが決まってiPadなのです。
電子書籍DAYでは、印刷業界で名高い論客、中西印刷の中西秀彦専務を迎え、「我 電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」 をおこないます。組版をはじめとして画像品質まで、コンテンツのレベルを保ってきたのは印刷業界である。それをあっさり「電子書籍になったのだから印刷屋さんではなくWeb屋さんお願いします」では印刷業としてはたまったものではありません。
このセッションの目指すところは、「印刷業界がイニシアチブを取りながら、電子書籍化していかねばならない」という点なのですが、そのためには権利主張も必要だし、抵抗勢力としての振る舞いも必要だという論旨です。歯に衣着せぬ語り口で、より具体的に印刷の未来を予測します。
実際に、電子書籍はどのように作ったら良いのか?について具体的なノウハウを伝授するのが「すぐわかるEPUBと電子書籍」 です。講師の境祐司氏は、ノウハウ本を六十冊以上書かれた第一人者です。
電子書籍フォーマットの本命と目されているEPUBは、完全なオープンフォーマットであり、しっかりしたエバンジェリストを見つけるしかありません。境氏はその中の一人であることは間違いがないのです。
「何を最低限分かっていないと電子書籍が作成できないか?」「何がポイントか??」を具体的に解説します。
より詳しい内容等は、JAGATのHP「JAGATカンファレンス in JP」 をチェックいただければ、日々更新した最新情報が掲載されています。