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フリーペーパー制作におけるWeb to Print活用
「ぱど」は、家庭向けポスティング配布フリーペーパーの草分けであり、最大規模のフリーペーパーである。制作システムの自動化、およびWebシステムとの連携について話を聞いた。
■「ぱど」の事業展開
「ぱど」 はフリーペーパー発行を事業の中心としていたが、Webでも事業展開している。フリーペーパーからWebに移行するという意味ではない。
事業の中核は集客コンサルティングや地域活性化である。集客や情報発信のためにWebやフリーペーパーと携帯の会員組織などを組合せ、クライアントに利用していただく。その結果、地域の生活者がその地域の店舗に行くという流れを作りたい。
「情報を通じて人と人、人と街を繋ぎ、人も街も元気にする」というビジョンである。
「ぱど」の発祥は家庭版であり、これが成長して現在に至っている。
全国で約180エリア、週刊なので月4回発行、部数は1,100万部である。家庭版以外に、オフィス配布でOL向けの媒体や、横浜や大宮、静岡など地域版もある。その他、「ご近所ドクターブック 」という地域のお医者さん特集も出している。
これらは、全部eBook化されており、「ぱど」のWebサイトで閲覧することができる。
Webでは、「ぱどナビ 」という地域別の総合サイトと「ぐるめぱど 」「キレイぱど 」「BeYOU(ビー・ユー) 」などジャンル別サイトがあり、誌面とWebが連動している。
携帯向けに「ぱどナビ」モバイル版があり、さらに会員向け携帯販促ツールをクライアントに提供する「ぱど商売名人 」がある。
■制作システムの推移
「ぱど」の制作では、文字広告やSPや求人などのフォーマット広告、フリー広告、受注確認や割付などをシステム化してきた経緯がある。しかし、この制作システムでは紙とWebの制作部門が別々という問題があった。
その結果、営業マンはデータベースにデータを入力する仕事が増えた。つまり、紙媒体のための原稿や掲載情報、受注DBや顧客DBのための取引データ、Webやモバイルのための店舗情報や掲載情報を別々に入力しており、そのための校正や確認作業も発生するなど、非効率となっていた。
■新制作システムの目的と概要
フランチャイズにおけるWebの事業展開と紙媒体との連動を再定義し、その結果Webと紙媒体制作の連携をおこなう新システムを構築することとなった。
つまり、紙媒体だけの情報発信はなく、Webと紙媒体のセットでの情報発信を前提として、Webで使ったデータを紙媒体に展開することを前提とした制作方法である。
そのために、Webの「ぱどナビ」の店舗情報として内部的な管理画面を作った。その画面はクライアントが操作することもでき、コンテンツ管理として担当営業とで共有している。このデータから、随時モバイルやフォーマット広告に展開するという流れにした。
フォーマット広告制作のための自動組版も提供されるため、フランチャイズ側でもコスト削減に繋がる。
クライアントや営業が「ぱどナビ」の管理画面に入ってデータを入力する。Webの「ぐるめぱど」は「ぐるめぱど」のデータをピックアップし、「キレイぱど」は「キレイぱど」のデータだけをピックアップする。さらに、店舗情報や掲載情報を使って、紙媒体制作の自動組版システムが連動する。
たとえば、クーポンの特集ページを家庭版に転用したり、ぐるめフォーマットで「ぐるめぱど」の特集ページに使用することもできる。
「ぱどナビ」というWebページの制作方法や、クライアントとの管理ページ共有を主眼として、紙媒体制作へ展開することを目標としたことが新制作システムの要となっている。
(テキスト&グラフィックス研究会)
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