- ホーム
Cialis Online
WinWinは、本当に有り得るか?
メディアのプロならばよいメディアを作るための情報を誇りを持って提供し、発注者と情報の共有し、その時々のビジネスの状況に応じたソリューションを作れるようにすべき
よく得意先に何か提案をするときに、これはWinWinになるという話があるが、このカラクリは2つある。お互いの仕事に中にオーバーラプップしているところがあるならば、それを取り除くことと、お互いの間で仕事をしている第3者を除外して、その第3者の機能をお互いが少しづつ分担することである。印刷に関しては制作工程間の第3者はだいぶ減ってしまったので、残す合理化の道はお互いの仕事に中にオーバーラプップしているところを取ることに主眼が移るだろう。
印刷会社やITベンダー、アウトソーシングなどが、一般企業から継続的に仕事をいただくために、先行投資してシステム化やコンテンツ作りの手伝いをしてきた。もともと発注側が制作に関しては丸投げ的であったので、コンテンツ加工の外注は不思議ではなかったが、システム化して行うとなるとそこにかかった費用の元をとるためにはある程度の期間は発注の保証をしてもらいたいし、利益を求めるとその後も顧客の囲い込み戦略につながっていく。
これは受注をする側からすると自然な考えかもしれないが、だいたいは受注する側がよかれと思って片想いで作ったシステムなので、発注側が諸手を挙げて賛同してくれるとは限らず、運用段階に入ると発注側がいろいろ改修の要望が出始める。そうすると受注側は囲い込みで利益を得るはずだったのが、いつまでも手離れしないシステムになってしまう。
こういった戦術の弱点は、ひとえに一方的な想いでシステムやサービスを提供したことから発している。元はといえば発注側と受注側がWinWinの関係になることを願っていたのだろうが、それは単に技術やシステムで達成できるものではなく、お互いが仕事のパートナーという関係で、一緒になって利益を出すような関係を作ることが先に必要であった。
今、印刷もITも技術の敷居は低くなり、特定の会社でなければ不可能なサービスは減って、従来のような単純技術の囲い込みの手が使えなくなった。しかし決して事業機会が少なくなっていくのではなく、むしろ発注側も受注側も本当にメリットが出るようなコンセプトが弱いと考えられる。それは受注側が発注側の内側の事情をあまり知らずにいたからである。
今日発注側のIT化も進み、お互いの接点を同じ土俵で考えられるようになってきたので、新たなグラフィックビジネスの船出をするよいタイミングになってきた。今までは、ともすると発注側に余計な知恵をつけてもらいたくないと考える受注側の人もいたが、それでは何も新しいことは始まらない。メディアは顧客のビジネスを促進する大きな要素であるので、メディアのプロならば誇りを持ってよいメディアを作るための情報を提供し、発注者と情報の共有をおこない、その時々のビジネスの状況に応じたソリューションを作れるようになりたいものだ。
PAGE2009では、メディアの発注者であり、そのメディアによってビジネスを促進したいところから、そのメディアをどのように使うのか、何を期待しているのかを聞き出すことが必要であると考えているし、ちょうどPAGE2009のタイミングで用意している新媒体「プリバリ印」も、そのために発注側と受注側が意識の共有をすることを目的としている。今までの仕事のやり方を変えなければならないと受発注ともに考え始めているので、新たなグラフィックビジネスのWinWinを支援する媒体として期待していただきたい。
新雑誌「プリバリ 印〔イン〕」
プレ創刊セミナー
「印刷のクオリティ・コスト・デリバリーを問う」
2008年12月16日(火) 14:00-16:30
セミナーでは、誌面に登場いただく方々にご登壇いただき、誌面上では語り切れない、経営並びに印刷業務の合理化の核心について触れます。




