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2008年における印刷・同関連業の市場規模

掲載日: 2010年08月26日

印刷界OUTLOOK 【売上高】


2008年における印刷・同関連業の市場規模

経済産業省「平成20年工業統計表産業編」によると、2008年の印刷・同関連業の売上高(製造品出荷額)は、6兆9037億円(前年比3.3%減)と、前年度に回復した7兆円を割り込む結果となった。1999年は8兆1674億円の売上規模であったため、この10年で15.5%の減少となっている。印刷・同関連業の市場規模を周辺産業と比べると、広告代理業は6兆9394億円(経済産業省「平成20年特定サービス産業実態調査」)と、ほぼ同規模となっており、パルプ・紙・紙加工品製造業は7兆8326億円と、印刷・同関連業に比べると少し大きい。全製造業における構成比を見ると、2%相当のシェアを占める産業となっている。


改善が続く印刷産業の1人当たりの売上高
印刷・同関連業の従業員1人当たりの売上高は1951万円と、2007年に比べ1%程度の改善と、毎年緩やかな改善が続いている。2004年から5年間の推移を見ても、少しずつ売上高は伸び続けている。この背景には、印刷会社が多品種・少量・短納期に対応し合理化を進めたことや、印刷会社規模の大型化などがあると思われる。しかし、売上高平均が増えているとは言え、全製造業平均の1人当たり売上高3872万円と比べれば50.3%と、決して売上高生産性が高い部類とは言えない。しかし、成熟していると言われる印刷産業だが、現在も改善を続けていける産業であるということは、特筆に値する。


印刷産業5業種ごとの1人当たり売上高

印刷産業5業種ごとの1人当たり売上高を見ると、印刷業と製版業の2業種が高くなっており、その他の製本業、印刷物加工業、印刷関連サービス業の3業種とは開きがある。印刷業のみ唯一2000万円を超える2118万円(前年比1.4%増)となっており、製版業1604万円(前年比3.5%減)、印刷物加工業1071万円(前年比3.9%増)、製本業989万円(前年比0.4%増)、印刷関連サービスが893万円(前年比16%減)と続く。5業種それぞれを5年前の2004年と比較してみると、印刷業2.3%増、製版業8.6%増、製本業1.4%増、印刷物加工業25.3%増と、5業種中4業種が改善している。しかし、売上高の差が産業の優劣を決めるわけではない。業種ごとの1人当たり売上高の差は、主として原材料使用量の差の多少や、業種特性の差が現れていると考えられる。


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