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Twitterを使って展開する企業の広報戦略 (XoverNight#8) 報告
8/6(金)に開催されたクロスメディア研究会のXoverNight#8(キャンペーンの仕掛けや新サービスリリース、Webにおける戦略など、企業の販促事例・クロスメディア事例中心のセミナー)では、テーマを企業ブランディングとソーシャルメディアとし、「Twitterを使って展開する企業の広報戦略」について学んだ。講師は、テーブルマーク株式会社の末広栄二氏。
POSの出現により流通業界は大きく変化した。メーカー主導によるCM投下だけでなく、スーパー顧客情報主導による商品政策も行なわれるようになり、百貨店、スーパー、コンビ二、通販が乱立して、売り場はより「個人」へと移っていったという。
そのような時代に、テーブルマークでは従来のように年間広告宣伝に何億円もかけるだけでなく、より個人にフォーカスできる取り組みとして、「人と人とのコミュニケーションができる場」というSNSの特性を活かした「Twitter」を採用した。
Twitterとは、140文字以内の短い投稿(ツイート)を入力し、共有する無料のSNSサービスだ。日本でも、2010年4月には訪問者数750万人を突破するメディアとなり、企業などがマーケティングに活用する事例が増えている。Twitterを利用したマーケティングは、サービスや商品、キャンペーンなどの告知を行い、自社サイトへ誘導するというのが一般的で、毎日新聞やカメラのキタムラ、東急ハンズなど、他にも多くの企業が活用している。
テーブルマークは、2009年10月7日にアカウントを開設し、企業ブランディングとロイヤルカスタマー獲得のため様々な施策を展開した。
例えば、
1.「うどん」についてツイートした人をフォローする(関係性の構築)
2.検索機能を使い、うどんについてどのような会話がなされているかリサーチする(マーケティング)
3.ポジティブ情報の発信(危機管理対策)
4.#ハッシュタグの活用
等である。
これらに徹底的に取り組むことにより、Twitterという無料SNSを自社メディア化することに成功した。
現在公式アカウント「KATOKICHIcoltd」のフォローワーは27,171名。フォローしている各人が複数人と繫がっていると考えると、100万人の目に触れるメディアとなっているという。
また、「Twitter上では、やわらかい表現に留め、決して言い切らない」、「ゆるさのあるギャグで答える」、など、「KATOKICHIcoltd」独特のツイート術も展開している。
ワールドカップ開催中も、日本代表玉田選手の交代に先立ち、「そろそろ替え玉だ」という、うどんの替え玉とかけたジツイートを残している。
初めは、「KATOKICHIcoltd」のツイートを「おもしろい」と感じて興味を持ちフォローワーになる。そのうち「使ってみよう」と商品ユーザーになり、「加ト吉商品が好き」というロイヤルカスタマーへと変わっていく。
消費行動プロセスの入り口となる「Attention(注意)」の間口を広げることで、結果的に広告宣伝費を抑え、会社や商品の認知度を上げることに成功した。
ただ何となくTwitterを始めて、ツイートを繰り返し、企業の宣伝をしてもユーザーは付いてこない。
大切なのは、
・Twitterを使って何を実現したいのか目的をはっきりと決めること
・運用方法をしっかり考えること
だと言う。
Twitterは、年齢、地域、時間軸を越えるツールである。
まだ取り組んでいないのであればまず始めてみて、他のSNSと併用しながら自社メディアツールとして活用できるように取り組んで欲しい、と結んだ。
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