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合理化によって減少する印刷産業従業員数
印刷界 OUTLOOL2010 従業者数
経済産業省「平成20 年工業統計表産業編」によると、2008 年の印刷・同関連業の従業員数は35 万3906 人と、2007 年より4.2%減少した。ピークの1993 年は48 万0998 人だったので、印刷の技術革新や印刷会社の合理化努力、メディア多様化による印刷需要減少などの影響により、印刷産業の従業員数は長期的な減少傾向にある。印刷・同関連業は、印刷業、製版業、製本業、印刷物加工業、印刷関連サービス業から構成され、従業員数は印刷業が28 万5421 人と全体の80.6%を占める。なお、2008 年の統計では製版業の事業所数が大幅に減少し1901 になり、1973年以来35 年ぶりに製本業の事業所数(2092 )を下回っている。1998 年と比較すると、製版業の従業員数は約50%の減少となり、製版において劇的な技術革新と合理化が進み、従業員数が減少していった様子がわかる。
一方、3 年連続増加した印刷関連サービス業は、従業員数前年比10.8%増、事業所数14.8%増と、印刷・同関連業中で唯一の増加だった。しかし事業所数はまだ272 と少なく、傾向を読み取る規模には不足している。
緩やかに増加する印刷会社の平均従業員数
印刷・同関連業における、1 事業所当たり従業員数の推移を見ると、1970 年代後半から1980 年代前半は平均9 人台だったが、緩やかに増加していき、2003 年からは平均11 人台で推移している。そして2008 年は、印刷・同関連業が11.92人と過去35 年間の最高水準、とりわけ印刷業が12.24 人で1991 年以来の高水準になった。
一方、事業所数は印刷業が前年比9.7%減、印刷・同関連業は9.5%減だった。事業所数が減少する中、1 事業所当たりの従業者数増加から、印刷会社は緩やかに大型化へ向け進んでいることがわかる。
産業中分類24 業種中、印刷・同関連業の従業員数は上から10 番目で、全体の5 割強を占める食料品製造業、輸送用機械器具製造業、金属製品製造業、生産用機械器具製造業、電子部品・デバイス・電子回路製造業、電機機械器具製造業(計460.5 万人)以下、プラスチック製品製造業(46.8万人)、繊維工業(40 万人)、はん用機械器具製造業(37.3 万人)に次ぐ35.4 万人となり、化学工業(35.1 万人)よりは多い。




