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プリント

中国印刷技術協会 三十年座談会報告

掲載日: 2010年07月16日

中国印刷業界を束ねる組織である中国印刷技術協会(実際には簡体字)の三十周年記念イベントに出席してきたので、簡単にご報告させていただく。

中国での印刷出版業はオープンになったとはいえ共産党管轄になるので、本部は北京なのだが、今回は万博と絡めようということで上海開催になったということである。このイベントに合わせて小規模な展示会やフォーラム等も行われている。

「中国印刷技術協会三十年座談会」は2010年7月5日、上海駅前の遼東飯店で開催された。
日本からは株式会社モリサワの森澤嘉昭会長、JAGATからは会長代理で郡司が出席、その他日本フォーム印刷工連がグループで参加、印刷機メーカーは三菱重工株式会社などが参加されていた。

株式会社モリサワは中国印刷技術協会を設立当時からサポートし、功績のあった人間を表彰(賞金付き)してきたことで、特別招待というVIP待遇、主役級であった。中国人は受けた恩を絶対に忘れないので、日中の印刷業界交流のためには大変大きな功績だったということが、懇親会等に出席して肌で実感できた。

今回の三十年(記念)座談会も表彰セレモニーで始まり、肝心な座談会は参加者がそれぞれ5~10分くらい意見をいうものだった(個性が強いので好き勝手なことを言っているイメージ)。正直翻訳なしの中国語のみなのでその時には良く(?まったく)理解できなかったのだが、後で話を聞くとこれまで印刷技術を推進してきた重鎮と若い世代の間には大きなギャップがあるようだった。

重鎮連中の話は共産党傘下(という意識)のため、印刷業の未来という不安はまったく無く、ノスタルジーと威勢の良い話ばかりだった(ようである)。

私がなるほどと思ったのは、50歳前後の若手リーダー達が「紙の良いところ活かして」「オフセットの良いところは活かして」「デジタル印刷の良いところは活かして」「電子書籍の良いところは活かして」ビジネスをやって行けば良いじゃないか!という、実に現実的な考え方を持っているのには驚かされた。

日本の源氏物語絵巻みたいな中国古典絵巻の高級レプリカを、HPのIndigoでやっているのには正直驚かされた。また超高級レストランの高級メニューを和綴じ製本のように仕上げたものなどは、中国人のバイタリティにただただ敬服するのみであった。
日本も少し見習わないといけないと感じた次第である(後ろ向きに考えるだけでは始まらない)。

この後、写真を数点掲載するのでその雰囲気(熱気)だけ体感していただければと思う。

(文責:郡司秀明)



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