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プリント

ダイレクトメールとWebをつなぐPURL技術

掲載日: 2010年07月11日

印刷は「伝える」ことをお手伝いするビジネスで米国の印刷会社におけるキーワードの一つが「PURLでクロスメディア対応」だ。

 

○印刷は「伝える」ことをお手伝いするビジネスと言える。伝える手段は多様化しており、印刷業界では紙から電子メディアまでさまざまな手段で伝えることをビジネスにしている、これがクロスメディア対応である。米国の印刷会社におけるキーワードは「オフセットからデジタル印刷へ」、「DTPからVDPへ」、「紙から電子メディアへ」、そして「PURLでクロスメディア対応」である。


○今、アメリカで注目され拡大しているのが無版印刷の「デジタル印刷」がある。レーザープリンタとインクジェットが2大方式があり印刷精度もオフセット印刷に接近している。デジタル印刷の強みはVDP(バリアブル・データ・プリント)で、必要な枚数に応じて1枚から制作できる小ロット対応とデータベースとの組み合わせで一枚一枚に違った印刷を施す。いわゆるバリアブル印刷であり、One to One DMなどのダイレクトマーケティング戦略の代表格である。


○日本では未だ送付状の一部に受取人の名前を入れる程度の用途にとどまっているが、アメリカでは米国ではDMをWebへの誘導ツールとして位置付けるなど一歩進めた活用として、DMをペーパーポータル化するソフトの利用が広まっている。XMPieのPersonalEffect、DirectSmile、Darwinなどである。PURL(パール)はWebサイトの誘導するための「パーソナルなURL」のことで、発注者が所有する顧客データをDMに受取人の宛名だけでなく、一人ひとり異なるWebページ(My Page)に誘導することができでる。個別の名前などをデザイン的にレイアウトできるが、国内ではこの機能だけが知られているが、それだけではソフトの機能を半分しか使っていないことになる。

 

purlsample.gif
米国の印刷会社例。PURLのデモサイトを見せている。(画像をクリックすると拡大されます)

 

○誘導先のWebサイトでは、蓄積したデータに基づいてターゲットごとに合わせた情報を的確に提供することが出来る。そのため、費用対効果が高いと一部のクライアントで積極的に採用されていて、クロスメディア化が大きな効果を上げている。

日本は印刷品質にばかり気を取られて、オフセット印刷などと比べてまだ軽視されがちなデジタル印刷であるが、データベースと組み合わせて使用するなど、企画とアイデア次第で面白い使い方ができる技術がいろいろある。
国内でも大量投下によるマスの印刷媒体広告のあり方が見直されている現在、今後はOne to Oneに対応して確実に成果を上げられるような印刷方式を待ち望んでいるクライアントも多いだろう。
日本では印刷会社ではバリアブル印刷やPURLの受け入れ態勢が整うのはまだこれからだが、企画によって活用の幅が広げることができる、クロスメディアに対応した印刷技術ということができる。広告分野でもさらに注目を集めそうだ。
(JAGAT 相馬謙一)

 

 


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