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よりよい課題作成のために DTPエキスパート認証試験における課題作成
DTPエキスパート認証試験もこの夏で第34期を向かえ15年の歳月が流れた。近々には課題作成の提出も、従来の紙媒体提出からデータでのWeb越しに素材をダウンロードし提出作品をPDFにしてアップロードする手法に変った。大きなトラブルもなく滞りなくこの1年が経過した。実際の仕事でもデータのやり取りが普通の如くに行われていることが伺え知れる。さて、今回は課題作成の現況について述べてみる。
■合格率は?提出物の傾向・内容は?
課題だけの合格率は、33期の74.6%はじめに通常70%超として高い水準で推移している。この頃は作品も特に目を見張るといった作品はあまり見受けなくなったが、全体の作品内容は以前よりは向上し、確実に底上げはされていると思われる。受験者全体のスキルアップもあるが、試験内容の情報のやり取り、制作環境の向上(例えば、アプリケーションの扱いの簡易化など)に寄与するところが大きいのではないかと思われる。同様に制作指示書の内容も概ね完成度は全体的に上がっている。
一方、一部の制作指示書に関しては作品同様に画一的なものが多く、たぶん過去のテンプレートの類を利用して作成されていることと思われる。そのこと自体は、試験対策が十分になされ多くの情報なり考え方が受け継がれことはある意味嬉しいことなのだが、画一的なものばかりを見ると、若干の物足りなさを感じるのは否めない。認証試験の課題で求めている本意とは多少たりともずれているのかと思われてしまう。
■制作指示書に何か足りないのか?
出題者側の意図をよく理解されたものであればいいのだが、「制作の手引き」で求められている制作指示書の意図を十分に理解されていない制作手順書もごくたまに見受けられる。確かに、実際の仕事の中で制作指示書と同じようなものがないので一からの作成となると大変なことは一定限理解はできるのであるが、やはり、自分自身で考えるところから入ってほしい。DTPの根幹にあるオープンシステムの考え方(どこに聞いてもわからない、誰に聞いてもいいかわからない)に立ち返って何かしらの解決方法を探し出すと考えを想定してもらいたい。まず「制作の手引き」の要項を読み込んで出題者の主旨をはじめに理解していただきたい。
はじめて受験される方々にとっては、わからない事項であるが、当初の「制作の手引き」と比べると、出題者の意図を汲んでもらいたいがためにあえて色々な記述を多く記載するようになってきた。分量自体もかなり多くなり読むのにも労力を費やしてしまう感もある。例えば、目次の項目などその表れであると思ってもらってよい。とにかく、その要項にある,「受験者が制作した方法を,第三者が継承して制作するために必要な各種設定や制作手法,制作工程,注意事項などを記したもの」を念頭においてもらいたい。
■実際の採点は?
制作指示書に関して採点基準(実際に制作の手引きに記載されている)は、
① 設計:制作上の留意点,制作環境,制作手順,紙面設計,標準化と効率化など。
② 要素:受注内容,パーツの詳細指定など。
③ 表現:制作指示書の構成,可読性/正確さ,指定用語の使い方など。
の3項目があり、この内容にしたがって採点が行われる。何かしら基準に満たされないものに関しては複数人の採点者によって何回かの採点が行われる。学科のカテゴリーと同じく各3項目で80%以上の得点が必要となりどの項目一つでも80%未満であると不合格になる。これらの内容をよく理解して取り組んでほしい。
最後に、少数ではあるが、サイズ違い/色数違いなどの条件違反、他作品のコピー/前回データの使用といった判断がなされてしまうものがある。出題者側・採点者にとって非常に残念なことである。
「第34期DTPエキスパート認証試験」事前セミナー:課題制作編(7/12(月)) を開催。
○第34期DTPエキスパート認証試験 2010年8月22日(日)
会場:東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌と指定講座会場
申請期間:2010年6月22日(火)~7月22日(木)
試験実施要項や申請書はコチラ をご覧ください。




