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今、求められる紙+新メディアに対応できる人材
新しいビジネスモデルを創出するには、足元の紙のメディアの理解から始まり、新しいメディアへと取り組む人材が必要である。
最近の電車の車内の光景を見ると、車両によっては中吊り広告、側面広告の空白が目立ち、乗降ドアの上にあるデジタルサイネージ(JR東日本では、トレインチャンネルの名称)が広告宣伝を含めて情報発信している。一方乗客に目を向けると、ケイタイ操作を筆頭にスマートフォン(特にiPhone、日本市場では7割以上とも言われている)を操作している光景を多く目の当たりする。
老若男女問わず普及した要因の一つに非常に使いやすい操作性(タッチパネルの独特な操作方式)であるとも言われている。ただし、大きさの面から細かい文字が苦手な筆者には少々辛いのだがそんな状況の中で、言わずと知れたiPadが売り出されて今この騒ぎとなっている。単にサイズが大きくなっただけでなく、そのコンセプトにも関心が集まっている。
そんな中でわれわれの業界では、電子書籍に対する注目度が非常に高くなっている。Apple社が、既にiPodとiTunesで行っている音楽配信と同じような仕組みで電子出版も行うなど新しいビジネスの形が色々と言われており、電子出版に対して他業種からの参画は大いに想定できる状況である。電子書籍に限らず、パソコン、ゲーム、携帯電話など色々な市場に拡大していくことになるであろう。
いずれ車内の光景がスマートフォンを操作するのと同じ状況になりつつあることは十分理解でき、既に一心不乱にiPadを操作している光景もよく目にする。iPad(電子ブックリーダー)を一つのメディアとして捉え、情報の伝達の一つとしてビジネスモデルの構築がすでに行われている。一朝一夕に何かしらのビジネスモデルができるわけではないが、やはりさわって見て使い込んでその可能性を見極めたいものである。
このように新しいメディアがどのようなビジネスモデルになるのか、どんな可能性を秘めているのか、そうした可能性を見極めなければならない。そのためには、日頃からそうしたことに注意を払い、自分の持っている知識や知恵を総動員してその事象を理解することが求められる。単にメディアに関して対峙してもそこからのビジネス展開は生まれない。新しいビジネスモデルを創出するには、足元の紙のメディアの理解から始まり、新しいメディアへと取り組む人材が必要である。
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