メニューを飛ばして本文へ

Cialis Online

プリント

我が国産業に一定の地位を占める印刷産業の魅力と多様性

掲載日: 2010年07月03日

印刷界 OUTLOOK2010 事業所数

 

我が国産業に一定の地位を占める印刷産業の魅力と多様性
経済産業省「平成20年工業統計表」の推計によれば、印刷・同関連業の事業所数は29,684で、製造業全体(442,562)の6.7%を占める。製造業の中では、金属製品製造業(59,686)、食料品製造業(46,504)、繊維工業(46,054)、生産用機械器具製造業(40,514)に続く5番目の位置付けにある(産業中分類24業種)。
算出事業所数上位30品目(2008年、従業者4人以上の事業所)では、9,573事業で1位になっている(「オフセット印刷物」、紙に対するもの)。2位はその他の製缶板金製品(5,058)、3位はその他の製造食料品(3,563)と、オフセット印刷の事業所数は2位以下を圧倒的に引き離すほど多い。
印刷・同関連業の事業所数の約30000とは、郵便局の数(24,531局)より多く、3大コンビニエンスストア(セブンイレブン12,750店、ローソン9,527店、ファミリーマート7,730店)の合計店舗数と同じくらいだ。
印刷・同関連業の事業所数は1988年の47,500を頂点に緩やかな減少傾向にあり、2006年と2007年の2年連続で増えたが、2008年は3年ぶりに減少した。


10人未満が3/4、多様性が魅力の印刷産業

印刷・同関連業は、印刷業、製版業、製本業、印刷物加工業、印刷関連サービス業により構成され、その事業所数は印刷業が23,311(78.5%)、印刷物加工業2,108(7.1%)、製本業2,092(7.0%)、製版業1,901(6.4%)、印刷関連サービス業272(0.9%)となっている。
2008年は、長らく2番目の位置を占め続けてきた製版業が4番目になった。2番目には2007年まで4番目だった印刷物加工業が入った。印刷物加工業の数は2004年から2100台で安定しているが、製版業と製本業の数が減っているために位置付けが変わった。
このようにわが国産業において一定の地位を占める印刷産業だが、その半数弱(45.2%)を占めるのが従業者3人以下の事業所である。さらに4~9人が29.9%なので、10人未満の事業所が産業全体の3/4を占める多様性ある産業構造になっている。
これは繰り返し生産が少なく個別受注生産が多いという印刷製品設計の複雑さや、受注製品の地産地消的な性質により、中小企業も競争力を発揮できる余地があるという印刷市場の特性による。印刷産業の魅力はこの多様性にあると言ってよい。

ji2010006.gif