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iPadを追いかける企業のコンピューティング 記事No.#1636
掲載日: 2010年03月15日
4月後半、アップルの新しい情報端末「iPad(アイパッド)」が日本で発売される。詳しい価格は4月に発表されるそうだが、米国では最も低価格のモデルで499ドルということで、おそらく日本でも50,000円程度の価格になるだろう。
そもそも、昨今のコンピューター業界にはこれといったニュースが無かった。これは、最近の変化の特徴のひとつでもある。昔は、コンピューターというと科学の最前線というイメージがあり、そこにそれを牽引するIBMのような巨大な先頭集団が存在していた。そこで研究開発された成果として世の中に新しいものが出てくるという仕組みであった。しかしそのような一連の流れ・様相は徐々に変化し行き、今ではむしろコンピューターは生活者に非常に近いものとなり、日常的に利用することが話題の中心へと移っていった。以前のTechno Focusで触れたクラウドコンピューティングもそうだが、トレンドはユーザー視点(生活者だけでなく、企業中部で働く人も含む)に関係したものとなっており、もはや企業の奥のほうに鎮座している高額なシステムの話ではなくなってきたのだ。
例えばiPadなどで再び話題になりそうな電子書籍とは、そもそも紙の印刷物をiphoneやその他のケータイ端末などで見るために開発されたというだけではない。その中に、新たなビジネスの方向性が出てくる可能性があるのだ。電子書籍は印刷物の流通コストがかからないため、必要経費を抑えることが可能になる。また、出版社も従来通り印税などは入るが、在庫を抱える必要がなくなる。そのため、全体的なコストを抑えることができるようになるだろう。その点、出版する敷居は低くなるので、今まで売れ行き不安で慎重になっていた作品を世の中に発表する機会が増え、いわゆる「新人」も作品を自分で作成し、電子書籍にして出版社や媒体に持ち込むことが可能になる。アマゾンもアップルも電子書籍のビジネスをする先には、新たな書き手を促進できるような仕組みを考えているだろう。既存の本として出来上がっているものを、電子書籍として画面で閲覧しなさいということを言ってるのではないのだ。
例えば食卓の上に置いてパラパラと見て見終わったら片付けいていた紙の雑誌が、今後は、電子化された雑誌を閲覧できる板型のコンピューター(スレートコンピューター)を食卓の隅に常時置いておくライフスタイルを、iPadは暗示している。そうなると、TVを見ていた時に気になったものをすぐに検索するなど便利なものになる。そして気になったもの・興味のあるものを次々と読んでいくことができる雑誌のような媒体になっていく。しかし、それは今あるような意味での雑誌ではなく、気になった商品を注文・購入することも可能になる。そうなると、それはもはや雑誌ではなく、店舗の延長ということができるだろう。メディアが雑誌という機能だけでなく、ECにもなってくのだ。スレートコンピューターの出現により、今まで雑誌を出してきたモデルは再構築され、ECという視線から雑誌が生まれると言う可能性も出てくるだろう。
iPadはiphoneの大型版というような意味合いではなく、日常生活の中に溶け込んだコンピューターとなっていくだろう。またそこに、新たな書き手が加わっていったり、ECの新しい機会が出現するように、今あるものに有機的に繋がっていくだろう。これらの動きが今後起こっていくので、新たなライフスタイルの元年となるかもしれない。
現在のコンピューター業界では、企業向けのシステムと言うのは一周遅れになっていると言える。むしろ、一般の人がコンピューターの世界で触れた様々な新しい経験と言うものが、後に企業のシステムへと変化している。企業の中では未だに伝票をおこし、印鑑を押すという作業が行われているが、それらをいかに利便性の優れたものへしていくのか、必要なデバイスや通信網はすでに揃っている今、それがこれからの企業の課題となるだろう。インターネットで気軽に買い物が楽しめる、そのような便利さが企業のビジネスの中で実現されなければならないのだ。
この50,000円という価格はウルトラモバイルPCと同程度であり、セカンドマシンとして購入する障壁はそれほど無い。この「iPad」登場によって、これからどのようなことが起き、どういった市場が切り開かれていくのだろうか。
そもそも、昨今のコンピューター業界にはこれといったニュースが無かった。これは、最近の変化の特徴のひとつでもある。昔は、コンピューターというと科学の最前線というイメージがあり、そこにそれを牽引するIBMのような巨大な先頭集団が存在していた。そこで研究開発された成果として世の中に新しいものが出てくるという仕組みであった。しかしそのような一連の流れ・様相は徐々に変化し行き、今ではむしろコンピューターは生活者に非常に近いものとなり、日常的に利用することが話題の中心へと移っていった。以前のTechno Focusで触れたクラウドコンピューティングもそうだが、トレンドはユーザー視点(生活者だけでなく、企業中部で働く人も含む)に関係したものとなっており、もはや企業の奥のほうに鎮座している高額なシステムの話ではなくなってきたのだ。
例えばiPadなどで再び話題になりそうな電子書籍とは、そもそも紙の印刷物をiphoneやその他のケータイ端末などで見るために開発されたというだけではない。その中に、新たなビジネスの方向性が出てくる可能性があるのだ。電子書籍は印刷物の流通コストがかからないため、必要経費を抑えることが可能になる。また、出版社も従来通り印税などは入るが、在庫を抱える必要がなくなる。そのため、全体的なコストを抑えることができるようになるだろう。その点、出版する敷居は低くなるので、今まで売れ行き不安で慎重になっていた作品を世の中に発表する機会が増え、いわゆる「新人」も作品を自分で作成し、電子書籍にして出版社や媒体に持ち込むことが可能になる。アマゾンもアップルも電子書籍のビジネスをする先には、新たな書き手を促進できるような仕組みを考えているだろう。既存の本として出来上がっているものを、電子書籍として画面で閲覧しなさいということを言ってるのではないのだ。
例えば食卓の上に置いてパラパラと見て見終わったら片付けいていた紙の雑誌が、今後は、電子化された雑誌を閲覧できる板型のコンピューター(スレートコンピューター)を食卓の隅に常時置いておくライフスタイルを、iPadは暗示している。そうなると、TVを見ていた時に気になったものをすぐに検索するなど便利なものになる。そして気になったもの・興味のあるものを次々と読んでいくことができる雑誌のような媒体になっていく。しかし、それは今あるような意味での雑誌ではなく、気になった商品を注文・購入することも可能になる。そうなると、それはもはや雑誌ではなく、店舗の延長ということができるだろう。メディアが雑誌という機能だけでなく、ECにもなってくのだ。スレートコンピューターの出現により、今まで雑誌を出してきたモデルは再構築され、ECという視線から雑誌が生まれると言う可能性も出てくるだろう。
iPadはiphoneの大型版というような意味合いではなく、日常生活の中に溶け込んだコンピューターとなっていくだろう。またそこに、新たな書き手が加わっていったり、ECの新しい機会が出現するように、今あるものに有機的に繋がっていくだろう。これらの動きが今後起こっていくので、新たなライフスタイルの元年となるかもしれない。
現在のコンピューター業界では、企業向けのシステムと言うのは一周遅れになっていると言える。むしろ、一般の人がコンピューターの世界で触れた様々な新しい経験と言うものが、後に企業のシステムへと変化している。企業の中では未だに伝票をおこし、印鑑を押すという作業が行われているが、それらをいかに利便性の優れたものへしていくのか、必要なデバイスや通信網はすでに揃っている今、それがこれからの企業の課題となるだろう。インターネットで気軽に買い物が楽しめる、そのような便利さが企業のビジネスの中で実現されなければならないのだ。




