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文教堂グループHDは12月24日、ジュンク堂書店と業務提携契約の締結を行うと発表した。 出版書店業界の市場縮小により大手チェーンによる市場占有率は高まっているなか、将来を見据えた業容の拡大と、経営の効率化が急務であると判断したのが理由だという。
業務提携の内容は、相互の販売データ活用や顧客注文に対する商品の相互融通、POSシステムの連携など7項目におよぶ。文教堂はベストセラー及び売行良好書の売上において国内最大規模のシェアを持ち、ジュンク堂は売場面積3000㎡以上の超大型店の運営および専門書カテゴリででノウハウを持っていることから、業務提携によって両社の経営ノウハウを共有化するなど新たな経営環境に対応するべく機動的な関係構築を目指していくという。
また新規サービス等の新業態、新企画の開発についても協業体制を構築するほか、経営効率化の面でも販売・在庫データ共有化による販売施策の連携や情報システムおよび店舗の共同開発、人材の相互研修を図ることなどを予定している。