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エコって何?
【支店長奮戦記】
昨年の日本の重大ニュースの一つには政権交代が入るのでしょうが、まだ実生活の中ではあまり変化を感じません。鳩山首相が二酸化炭素25%削減を発表しましたが、われわれはどのように協力していくことになるのでしょうか。
エコは人それぞれの考え方が違うと思うので、現状より不便になった時にがまんできるかできないかのバランスのいいところを見いだしていくのでしょうが、どうしても個人差があるので25%削減に向けて一気に進めるとなると難しいと思います。
いろいろな部分で教育が必要なのでしょう。先日、事務所のプリンタのギヤの部分が壊れたので修理の見積もりを取ったところ、最新機種の販売価格とほぼ同額だったので買い換えることにしました。ここからはバカみたいな話になっていくのですが、故障したプリンタを接続 していたパソコンに新しいプリンタのドライバーをインストールしようとしたら、パソコンのOS のバージョンが低くてインストールすることができず、パソコンも交換しました。
いつ壊れてもおかしくないような状態だったのできっかけにはなったのですが、一部の部品を直せば使えるものを新品を買ったほうが得をする、物を捨てざるを得ない現実もあるように感じます。
われわれの業界にもエコに関わる言葉がたくさんあります。再生紙、大豆インキ、無処理版、FSC、バタフライ、クリオネ、カーボンフットプリント…、次から次へとどれだけ出てくるのでしょうか。時代背景を下に新商品・新思考を開発し、お客様のニーズを喚起しながらこのような状況になっていったように感じます。
当社でもメーカーの技術提供の下、新しいことに取り組み始めましたが、まだテスト段階でどうなるかは未知数なのでここには詳細を載 せられませんが(もったいぶってるわけではなく、うそを伝えたら大変なので)、すごいことを考える人がいるもんだと感心してしまいます。 エコについてもうちょっと。当社では昨年から本社の敷地内でケナフの植樹を始めました。これはCO2 削減の一環として社員から提案されたのがきっかけです。
ケナフは成長が早いため、空気中のCO2 を針葉樹の4 倍から5 倍も吸収し、地球温暖化の防止に効果があると言われています。また、ケナフの茎の繊維は木材パルプの繊維に似ていて、紙の原料になります。一年草で毎年収穫することができますので、森林伐採を防ぐ代替素材として注目されています。
2008 年は150 本のケナフを植樹し、2009 年には300 本を植樹しました。 ほかには電力削減に取り組みました。この取り組みで、契約ワット数が239kWh から211kWh に減りました。もちろんCO2 削減にもなっていますが、金額にしても年間100 万円以上の効果がありました。
その方法はナイショです。というのは冗談ですが、当社で取り入れたのはデマンドコントロールで、目標値に設定したワット数を超えると警報が鳴るものです。その警報が鳴ると稼動している機械以外(蛍光管やエアコンなど)を全員で消しに走ります。夏場に本社に出張した際にちょうど警報が鳴り、みんなが一斉に動き出した時にはいったい何が起きたのかとびっくりしました。高価なものではないので、皆さんも調べてみてください。
株式会社総北海 東京支店 取締役支店長 田村総司郎 (たむら・そうじろう)。
1973 年北海道生まれ。1996 年北海道工業大学工学部経営工学科卒。工具メーカー勤務を経て、1998 年総北海に入社。本社にて印刷課・プリプレス課・営業部に所属し、2003 年東京支店に赴任し2005 年より支店長。趣味は読書(現在は北方謙三著『三国志』を読んでいる。熟読し過ぎて降車駅素通り2 回)。家族は妻と2 娘。
(「JAGAT info」2009年12月号よりWeb掲載用として一部改変)




