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情報の変革から見えてくるeラーニングの動向と全貌
変革する情報化社会でワークパラダイムが変化し、企業の競争力のポイントが変化する。その中で変貌する真のeラーニングはどのような姿なのか?今、見えているものから最も知的にパワフルなものまで、変革するeラーニングの背景と機能の全ぼうを探る。
コミュニティーズ・オブ・プラクティスとは
eラーニングでブームになっているのは、社会通念教育である。ビジネスマナー、個人情報保護法、セクハラ、ISO、環境問題など、いわゆる社会人として当然備えておくべき常識的なものが増えてきている。その次に急速に増えているのが、営業マン教育や商品の学習などの、仕事に直結したものである。実は、eラーニングの本当の狙いというのは、一番は仕事に直結した学びに役立ててほしいというところである。
eラーニングというのは勉強する道具だが、進化していくと勉強だけの道具ではなくなる。完全に情報システムの会社になる。つまりLMS(ラーニング・マネジメント・システム)はカンパニーワイドへ、ということである。一つのシステムで統一しないと、学んだ人の学んだ実績とか持っている能力を、会社として管理していきたいという欲が出てきた時に、できない。そうやって大規模な能力管理システムというのが登場してくるということで、LMSはグループウエア化していく。学びだけではなくて、情報系の仕事すべてをカバーしていく。
アメリカのLMSの中にはブログが入っている。Wikipediaもある。それから、コミュニティーズ・オブ・プラクティスという言葉がある。これは仲間と相談し合うという意味である。つまり仕事の中でのつながりをSNS化する。それぞれ同じことを目指す人たちがネットワーク上でつながっていく。リアルの世界とネットワーク上を結んで情報を共有し、教え合う。これから非常に注目される学び方である。
仕事に役立つ教育とは
それでは企業内教育がこういうところに向かっているかと言うと、残念ながら、向かっているとは言いにくい。教育する目的が、業務に役立って、しかも業務に即して、仕事ができて、売り上げが上がって、しかもその路線に乗った人は自分自身も成長していくというようなストーリーが描けないと、教育はだめである。しかし、そんなことは、こういう集合教育ではできない。固まった知識しか提供できない。そこで、大きく変わらなければいけないということが現実にある。
その答は、「Learner Centric」という考え方にあるのではないだろうか。学習者中心で、学習者が自分で学習目標を見つけて、学習者の欲しい情報が手に入って、学習者が自分の手でコラボレイティブにしていきながら、学んでいく。情報システムの力を借りずには難しい。
情報化社会に向けて日本が努力するポイントとして、まず真面目な教育という意味では、徹底して業務に貢献する教育を目指していくこと。そして業績、スピード、個人のスキル、満足度、コンプライアンスが向上するかどうかである。教育の情報化では、基礎知識の提供に、実務に必要な非構造化情報の取得を容易ならしめるということがキーポイントである。フォーマルな教育機能のみならず、インフォーマルな業務支援、能力決算、情報共有機能がある。これらの機能を生かして業務、学習環境を構築して、情報化社会に適した組織を構築していかなければならない。これが日本の努力するポイントである。
(クロスメディア研究会)
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